アストロ☆ツイン
キスされたんだと気付いたのは、数秒後の事だった。
「あぁーーっ!!サンタがキスしてるーーっ!!」
呆然とするあたしから香坂君が離れる寸前、興奮を含んだ誰かの声が響いた。
開き直ったようにニッと笑う彼に反して、あたしは顔を真っ赤にする事しか出来ない。
ざわめきが一層大きくなった店内で、誰よりもキラキラと輝く笑顔のサンタクロース。
あたしは“アストロ・ツイン”の彼にもっともっと惹かれていく事を予感しながら、ストラップをそっと握った――…。
END.
「あぁーーっ!!サンタがキスしてるーーっ!!」
呆然とするあたしから香坂君が離れる寸前、興奮を含んだ誰かの声が響いた。
開き直ったようにニッと笑う彼に反して、あたしは顔を真っ赤にする事しか出来ない。
ざわめきが一層大きくなった店内で、誰よりもキラキラと輝く笑顔のサンタクロース。
あたしは“アストロ・ツイン”の彼にもっともっと惹かれていく事を予感しながら、ストラップをそっと握った――…。
END.