アストロ☆ツイン
決して強制的な口調では無いのに、皆を引っ張る力がある笑顔。


それが振り撒かれた教室内は、たちまちクリスマスパーティーの話で持ち切りになった。


昼休みが始まったばかりで、まだ誰も教室から出ていなかった事も大きいと思う。


「場所は俺が何とかするわ!ほんで、参加費は……一人百円くらい?」


「それ、絶対無理やろ!」


「は?何で?」


「アホか!皆でパーティーするなら、食い物だけでもそれなりに金掛かるやろ」


「誰がアホやねん」


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