アストロ☆ツイン
「あ、あたし、重いから……」
「は?そんな細い体、どう見たって軽いやろ」
オドオドとするあたしに、サラリと言い放った香坂君がまた微笑む。
「ほら!」
笑顔で促されると、拒否する事なんて出来なくて…
「し、失礼します……」
小さく断ってから横向きに乗ると、香坂君がフッと笑った。
「ほんなら行くで?心の準備はイイ?」
「う、うん」
自転車はあたしの小さな不安も一緒に乗せ、ゆっくりと動き出した――…。
「は?そんな細い体、どう見たって軽いやろ」
オドオドとするあたしに、サラリと言い放った香坂君がまた微笑む。
「ほら!」
笑顔で促されると、拒否する事なんて出来なくて…
「し、失礼します……」
小さく断ってから横向きに乗ると、香坂君がフッと笑った。
「ほんなら行くで?心の準備はイイ?」
「う、うん」
自転車はあたしの小さな不安も一緒に乗せ、ゆっくりと動き出した――…。