アストロ☆ツイン
「アストロ・ツインってだけでも運命やって思ったのに、名前もクリスマス関係やし、からかわれた理由も似てるしな」


楽しげに話す香坂君の笑顔から、何だか目が離せなくなる。


「しかも、クリスマスパーティーの準備まで一緒に出来る事になったし、こんなん運命感じるしかないやんか♪」


香坂君の表情に見入っていると、彼がハッとしたように話を止めた。


「ごめん、俺一人で盛り上がって……」


「香坂君の話聞くの楽しいよ?」


あたしは、笑顔で返した。


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