アストロ☆ツイン
「期末テストも終わったし、明後日から冬休みで、パーティーはその次の日やし!これはもう、めっちゃ楽しい事が起きそうな予感しかせぇへんわ♪」


イヒッと笑った智恵は、もうおじさんにしか見えない。


「……アカン、頭の中が余計にこんがらがって来た」


そんな彼女を見ていたあたしからは、無意識にそんな言葉が出て来る。


「のえるは、からかわれるようになってから中学まで男子が嫌いやったから、自分の恋心に気付いてへんだけやって!あたしは、香坂君イイと思うけどなぁ」


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