アストロ☆ツイン
「そっ、それだけはっ……!」


「のえるは大切な親友やで?そんな事する訳ないやん?もちろん、のえるが素直になってくれたらの話やけど」


語尾にハートマークが付いているんじゃないかと思う程の優しい口調だけど、話している内容はちっとも優しくない。


「のえるは香坂君の事、ほんまはどう思ってるん?」


智恵は優しく続け、まるで悪魔のような微笑みを見せた。


「いや、だから……」


躊躇しているあたしに、彼女がゆっくりと携帯の液晶を向けて来た。


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