ありがとう
恋
冬になり、学校生活も残り1ヶ月となった。
私にとって高校生活は、とても長かった。
1日が長く、1週間も長かった。
充実していない生活だったから・・・
だけど休日のバイトの時間は、短く感じていた。
楽しかったからだ・・・
この頃には、名前を知らない輝いているお兄さんを見かけなくなっていた。
名前も知らないよくわからない人だから仕方ないかな・・・
バイトでは、ショウさんと話をしている時が楽しかった。
ショウさんは、私より6歳も年上だった。
お兄ちゃんのような感じだった。
いつも私の代わりになって行動をくれた。
バイトでショウさんに会えないときは、とても寂しかった。
気付いた頃には、私はショウさんのコトがすきになっていた。
ユズにそのことを言うと、喜んでくれた。
やっとジュンを諦めれる・・・・
やっぱり私が、いつまでも想い続けてもダメなんだ・・・
もう絶対に関わることのできない人なんだから・・・
もっと早くに気づけば、誰も悲しませることなかった。
別れてから大切な人だと気づいても遅い・・・
そんなに大切な人だったなら・・・
〔別れる〕
一瞬に終わってしまう言葉を・・・
簡単に言わなければ良かった。