SKETCH☆BOOK
「飲め...楽になる」
こくんっ...。
「いい子だ..。」
優しい声なんて出しやがって....。
「拗ねたのか?」
「はぁっ!?何で俺が拗ねなきゃいけねぇんだよ!!」
「じゃあ....嫉妬か(笑」
かぁぁっと赤くなるのがわかった。
「図星か?...クスクス」
「違うぅぅぅぅっ!!!」
精一杯否定したがそれすらリズにはバレバレで優しく頭をぽんぽんっとされた。
「なぁ....リズその目の辺りに巻きつけてある布取って顔みしてくれないのかやっぱり?」
リズの外見は黒人でスポーツ刈りの銀髪目は布が邪魔で解らない多分イケメンだと思う。
何でも布はリズの超能力を抑えるものらしい。
だったら額の第三の目?も隠してほしい縦に傷が綺麗に出来てるみたいで怖い。
「やだ...さすがにお前のお願いでもそれだけは聞けない」
「だよな....」
話し声がうるさかったのか唸りだした。
「ん...ふぅ..」
だが、すぐに気持ちよさそうに眠りだした。
「入学式始まってるけど行くか...」
「怒られるのを覚悟しないとな....」
俺たち二人は保健室を後にした。