まだ、君を愛してる.doc
「ははは・・・。信号みたい。」
本当に柏はよく笑った。
「信号って、バカにしないで下さい。」
いい雰囲気の二人。しかし、ファミレスと言うものは、そんなのはお構いなしに品物を運んで来る。
「お待たせしました。」
ドカッと置かれた料理。大盛り二つを載せるには、この二人掛けのテーブルはやや小さい気がする。が、席はいっぱいだから、代わってもらえるはずもない。
「急いで食べないとね。」
この後にデザートが来るのをわかっての発言だ。
「そうですね。でも、食べきれそうにないなぁ。」
マンガのご飯で山盛りになっているのを見た事があるだろうか。今、愛花の前に置かれているのは、まさにそれ、当然の言葉だった。
「あ、じゃあ、貰うよ。」
柏は愛花の同意も得ずに、山盛りのご飯の上に、更にご飯を取り載せた。
「そんなに食べられるんですか?」
「なに、これくらい余裕、余裕。」
ぱっと見細い柏だが、実際には着痩せしているだけで、それなりの大食漢なのだと、これから少し経って同僚に聞いた。
「すごい。私、ご飯たくさん食べる人好きなんですよ。だから、柏さんみたいな人理想だな。」
「そうなの?!うれしいな。」
答えた柏の顔を見て、如何に自分が恥ずかしい事を言っているか気づく。さっきのように顔を赤らめ、慌てて訂正した。
「あ、違うんです。本当に、違う。今のはなしで、お願いします。」
「えっ、理想じゃないのか・・・。残念だなぁ。」
本気で凹んでいる風だ。さすがにそこまで凹まれるとは思っておらず、愛花は訂正した言葉を、もう一度訂正した。
本当に柏はよく笑った。
「信号って、バカにしないで下さい。」
いい雰囲気の二人。しかし、ファミレスと言うものは、そんなのはお構いなしに品物を運んで来る。
「お待たせしました。」
ドカッと置かれた料理。大盛り二つを載せるには、この二人掛けのテーブルはやや小さい気がする。が、席はいっぱいだから、代わってもらえるはずもない。
「急いで食べないとね。」
この後にデザートが来るのをわかっての発言だ。
「そうですね。でも、食べきれそうにないなぁ。」
マンガのご飯で山盛りになっているのを見た事があるだろうか。今、愛花の前に置かれているのは、まさにそれ、当然の言葉だった。
「あ、じゃあ、貰うよ。」
柏は愛花の同意も得ずに、山盛りのご飯の上に、更にご飯を取り載せた。
「そんなに食べられるんですか?」
「なに、これくらい余裕、余裕。」
ぱっと見細い柏だが、実際には着痩せしているだけで、それなりの大食漢なのだと、これから少し経って同僚に聞いた。
「すごい。私、ご飯たくさん食べる人好きなんですよ。だから、柏さんみたいな人理想だな。」
「そうなの?!うれしいな。」
答えた柏の顔を見て、如何に自分が恥ずかしい事を言っているか気づく。さっきのように顔を赤らめ、慌てて訂正した。
「あ、違うんです。本当に、違う。今のはなしで、お願いします。」
「えっ、理想じゃないのか・・・。残念だなぁ。」
本気で凹んでいる風だ。さすがにそこまで凹まれるとは思っておらず、愛花は訂正した言葉を、もう一度訂正した。