まだ、君を愛してる.doc
「え、何?地図が出るの?」
「それも、ただ出るんじゃないですよ。ほら、こうすると。」
愛花はiPhoneと一緒に、東西南北を目指して動く。それに合わせて、iPhone上の地図も動く。柏にとっては、手の中にカーナビがあるかのようだ。
「すごい。カーナビみたい。」
「みたいじゃなくて、カーナビなんですよ。私、これに案内してもらって来たんです。」
「そうなの?」
「そうなんです!」
まるで自分がすごいかと言わんばかりの愛花。その様子を見ていると、微笑ましくて、今すぐに抱きしめたい衝動に駆られたが、そこは堪えた。
「俺も携帯変えた方がいいかな・・・」
取り出して見せたのは、シルバーが半分くらいしか残っていない色の剥げた二つ折りの携帯。まだ、アンテナを引き出すタイプだ。
「それって、使えるんですか?」
「つ、使えるさ。どうせ、電話とメールくらいしかしないしね。」
「そうだ。ここで食べたら、携帯見に行きませんか?もう、そろそろ変えた方がいいですよ。」
「いいよ・・・。」
「ダメ、ダメ。出来るサラリーマンって言うのは、こう言う所にも気を遣うものですよ。」
「それも、ただ出るんじゃないですよ。ほら、こうすると。」
愛花はiPhoneと一緒に、東西南北を目指して動く。それに合わせて、iPhone上の地図も動く。柏にとっては、手の中にカーナビがあるかのようだ。
「すごい。カーナビみたい。」
「みたいじゃなくて、カーナビなんですよ。私、これに案内してもらって来たんです。」
「そうなの?」
「そうなんです!」
まるで自分がすごいかと言わんばかりの愛花。その様子を見ていると、微笑ましくて、今すぐに抱きしめたい衝動に駆られたが、そこは堪えた。
「俺も携帯変えた方がいいかな・・・」
取り出して見せたのは、シルバーが半分くらいしか残っていない色の剥げた二つ折りの携帯。まだ、アンテナを引き出すタイプだ。
「それって、使えるんですか?」
「つ、使えるさ。どうせ、電話とメールくらいしかしないしね。」
「そうだ。ここで食べたら、携帯見に行きませんか?もう、そろそろ変えた方がいいですよ。」
「いいよ・・・。」
「ダメ、ダメ。出来るサラリーマンって言うのは、こう言う所にも気を遣うものですよ。」