まだ、君を愛してる.doc
「すごい。」
「ねっ?さっき、街が明るすぎるって言った理由わかった。」
「うん、こんなに明るいんじゃ、さっきみたいな街灯、意味ないよね?」
「だね。でもさ、街灯には悪いけど、明るいからこそ、この綺麗な景色を君と共有出来た。これってうれしい事じゃない?」
「うれしい・・・。うん、そうだね。」
愛花は僕を見て笑った。まばゆい光に照らされた彼女の笑顔は、さっき見た笑顔よりも何倍も、何十倍も眩しくて、思わず抱き寄せていた。
そして、キス。まるで、こうなる事が当然と義務づけられていたかのように、僕と愛花の影は一つに重なった。
< 24 / 89 >

この作品をシェア

pagetop