君というヒカリ。
ダイ1ショウ。
「寒っ……」
1人、建物から出た。
その後ろを1人の男が小走りで走ってくる。
「結ちゃん!
今日はありがとっ。
また逢った時はヨロシクね?」
そう言って男は7万を渡し、
歩いて行った…。
女は1つ溜息をつき、反対方向に歩いて行った。
「もう、冬。
寒い…。
カフェにでも行くか…。」
冬空の下、
歩く後ろ姿はとても冷たかった。