君というヒカリ。
「君、可愛いね!!
何~?制服じゃん!高校生だよね?」
繁華街。
フツーならこんな通り誰も歩かないだろうけど…。
あたしに居場所なんてないから。
だからこうして毎日この通りを歩いて下心むき出しの奴を相手にしてる。
男はどうせ体目当て。
"好き"なんてウザいだけの感情なんか持ってない。
「ねえ?
良かったら俺と遊ばない?
どうせサボりなんでしょ?」
誘われたら断らない。
だって、断る理由なんて無いから。
あたしは自分の体で金を稼ぐ。
「7万。」
「えっ?」
「7万出せないならヤらない。」
結局はどんな世の中でも金が全て。
持ってて損するモノでもない。
なら、男を利用して貰うの。
「君みたいな可愛い子ならいくらでも出すよ。
で、名前は何て言うの?」
「結……」