君というヒカリ。



あたしは終わるとすぐに服を着始めた。

「結そんな急がなくてもいいじゃんっ!
楽しいのはこれからだよ?」

そう言って男はタバコを灰皿に押し付け後ろからあたしを抱きしめてきた。


「いつあたしが呼び捨てにしろって言ったのよ。
それに抱きつかないで。キモい。

あたしは一回きりなの。
それ以上は、ない。

もう二度と会わない。」


「冷てーなあ。
まあ俺そういう女好きだけど。

なあ、金やるからアドレス教えろよ。」


うっとしい..。
何なの、コイツ。

あたしアドレスなんて教えないし。

「金につられて何でもすると思わないで。」


そう言ってあたしは男の財布から7万取って部屋を出た。

あたしは気づかなかった。
アイツがあたしの体に紅いモノをつけてたことに。


店を出ると相変わらずの寒さ。
また、ふとあのココアが飲みたくなった。

「また行こっかな。」


カランコロン♪

「あっいらっしゃいませー!
お好きな席にどーぞ。」


前と同じように窓際の1番後ろに座った。


「田代先輩..。」

ふと名前を呼ばれ横を向くとこの間しつこかった男が立ってた。



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