さくらの山に友だちはきえて
今日も次の日もその次の日も、ふたりは林であそびました。

スミレの花のみつを吸ったり。

タンポポの綿毛をとばしたり。

きれいな花びらをたべてみたり。

白や黄色のちょうちょをおいかけたり。

まだ凍りそうに冷たい小川に手や足を入れてみたり。


けれど女の子は小学校にいくため、町へ帰ることになりました。

「またくるからあそぼうね。」

「うん。またね」


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