日常的幸福論~もうひとつの話~
飛鳥はゆっくりあたしから離れて河村愛理の元へ歩いていった。
「愛理ちゃんは、次のシーンは入ってるの?」
「まだなんですよぉ。愛理、早く飛鳥さんと撮影したいのにぃ」
「ん。じゃあまた後でね。沙依、迷子にならないように凛子さんの近くにいろよ」
飛鳥は河村愛理の肩をぽんっと触って倉庫を出ていった。
「はぁい、愛理楽しみに待ってまぁす」
妻というあたしを目の前にして飛鳥に満面の笑みを向けて手を振る彼女。
なかなか手強いかも…。
「あっ、愛理ちゃんはスタジオに戻らないの?」
飛鳥が倉庫を去った今、いるのはあたしと河村愛理。
「……られへん」
えっ?
「ホンマ信じられへんっ!!」
「愛理ちゃんは、次のシーンは入ってるの?」
「まだなんですよぉ。愛理、早く飛鳥さんと撮影したいのにぃ」
「ん。じゃあまた後でね。沙依、迷子にならないように凛子さんの近くにいろよ」
飛鳥は河村愛理の肩をぽんっと触って倉庫を出ていった。
「はぁい、愛理楽しみに待ってまぁす」
妻というあたしを目の前にして飛鳥に満面の笑みを向けて手を振る彼女。
なかなか手強いかも…。
「あっ、愛理ちゃんはスタジオに戻らないの?」
飛鳥が倉庫を去った今、いるのはあたしと河村愛理。
「……られへん」
えっ?
「ホンマ信じられへんっ!!」