日常的幸福論~もうひとつの話~





ベッドからようやく出て軽くシャワーを浴びた。



お風呂から出てミネラルウォーターを一気に喉に流し込む。




タオルで髪をガシガシ拭いていると携帯が鳴った。




携帯のディスプレイには知らない番号。




不審に思いつつ、通話ボタンを押した。




『もしもし、沙依ちゃん?俺、わかる?』



「……ルイっ!?」



『あったりぃ。ルイくんだよ』



「なっ、なんであたしの携帯番号知ってるの!?」



『飛鳥の携帯からちょろっと調べてね』




それって盗み見っていうんじゃ……。



『沙依ちゃん、今日暇?』



「暇だけど、なんでですか?」




『じゃあさ、』



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