好きじゃない設定。

「なぎさちゃん!!!」


れおは帰る間際に振り返って。
笑顔で遠くから叫んだ。



「僕も、なぎさちゃんにキュンキュンしたよ。」


「れおくん…」


私はパァァとした笑顔でれお君の名前を呟いた。




「大きくなったら結婚しよお!!」



___________キュンっ



今日一番のキュンキュンだった。
幼稚園児にもわかるくらい大きいものだった。


「やくそくー!!」


私はバイバイの代わりに
小指を立てて精一杯苓生に叫んだ。




< 25 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop