好きじゃない設定。

「ちょっと!ちょっと待ってよ!!」


「あぁ…。ごめんね、五十嵐君。」


「いや、別にいいんだけどさ。いいの?」


「へ?」


「好きなんでしょ?あの人の事。」


「え!?」



好きなんかじゃない…
海実が作った設定はもうすべて設定じゃなくなったんだから。



海実も嫌い。


苓生の事も好きじゃない。


< 56 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop