好きじゃない設定。

私とは違って、
明るく友達も多いし、
男子には積極的に話す海実。


だからとてつもなくモテル…




・・・・・・・でも
私たちは顔だけがそっくりな
一卵性の双子。



海実いわく、
海実と渚早も見分けられない奴は
本当の愛なんかじゃなく、遊びらしい。



その確かめだけに私は使われる。


呼び出しを受けたときは、
毎回私が告白をされに行く。



とんだ迷惑だ。




愛情も欠片もない告白を、
私は何十回も受けてきた。



< 7 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop