ルージュ ~盲目の恋に溺れて~
鼓動が激しくなる。
胸が苦しい。
どうしてそんな顔で私を見るの?
期待してしまうじゃない。
再び、止まっていた手を動かしスプーンでスープを飲む。
まだ、鼓動は激しいままで冷たいスープを口から体に流し込んでも胸の奥は恋の炎が熱く燃えていた。
味なんてわからない。
美味しいのか、美味しくないのかよりも遠藤さんが私のことをどう思っているのかの方が重大で気になってますます鼓動が激しくなった。
飲み終えると、今度は魚料理が運ばれてきた。
鮮魚のクリスティアンパートフィロ包みという料理でハーブのサラダが付いている。
どうやって食べるんだろう?
紙のような変な物に包まれている。
私は外側のナイフとフォークを取ってそれらを使って中を覆っている物を切っていき食べることにした。
口に入れると、ぱりぱりした食感が新感覚だった。
どんどん食が進む。
「美味しい?」
遠藤さんが細かく切って、ひと口サイズにした魚料理をフォークに突き刺して食べようとしながら私に問う。
「はい。なんか面白くて変わってますね」
「そうだね。そう思うよ」
遠藤さんは私の意見に賛同してくれた。
胸が苦しい。
どうしてそんな顔で私を見るの?
期待してしまうじゃない。
再び、止まっていた手を動かしスプーンでスープを飲む。
まだ、鼓動は激しいままで冷たいスープを口から体に流し込んでも胸の奥は恋の炎が熱く燃えていた。
味なんてわからない。
美味しいのか、美味しくないのかよりも遠藤さんが私のことをどう思っているのかの方が重大で気になってますます鼓動が激しくなった。
飲み終えると、今度は魚料理が運ばれてきた。
鮮魚のクリスティアンパートフィロ包みという料理でハーブのサラダが付いている。
どうやって食べるんだろう?
紙のような変な物に包まれている。
私は外側のナイフとフォークを取ってそれらを使って中を覆っている物を切っていき食べることにした。
口に入れると、ぱりぱりした食感が新感覚だった。
どんどん食が進む。
「美味しい?」
遠藤さんが細かく切って、ひと口サイズにした魚料理をフォークに突き刺して食べようとしながら私に問う。
「はい。なんか面白くて変わってますね」
「そうだね。そう思うよ」
遠藤さんは私の意見に賛同してくれた。