ルージュ ~盲目の恋に溺れて~
嬉しくなって、頬が緩む。
遠藤さんとのこんな何気ない会話が私を幸せにしてくれる。
続いて、肉料理が運ばれてきた。
肉料理は、牛フィレ肉のポワレだった。
厚切りの肉にナイフを入れた私は、引き引きしながら切る。
肉は、カレー風味だった。
カレー味を堪能しながら遠藤さんの方をちらりと見る。
遠藤さんは、ワイングラスを傾けていた。
何とも言えない大人の香りを漂わせている。
また、愛しさが募り心がぐらぐらと揺れた。
今夜、この人に抱かれたい。
無理だと思っていても幽かな希望を胸に抱かずにはいられない。
私は麗しい遠藤さんとのこの後のことを想像して肉を噛み砕き、ごくっと飲んだ。
「緊張してる?」
柔和な表情で遠藤さんが聞いてきた。
「ええ。ちょっと」
「こうやって会うの初めてだもんね」
遠藤さんは、そう言うと優しい笑みを浮かべながらグラスに残っていたワインを飲み干した。
「スポーツは好き?」
「うーん。好きでもなければ嫌いでもないです」
遠藤さんとのこんな何気ない会話が私を幸せにしてくれる。
続いて、肉料理が運ばれてきた。
肉料理は、牛フィレ肉のポワレだった。
厚切りの肉にナイフを入れた私は、引き引きしながら切る。
肉は、カレー風味だった。
カレー味を堪能しながら遠藤さんの方をちらりと見る。
遠藤さんは、ワイングラスを傾けていた。
何とも言えない大人の香りを漂わせている。
また、愛しさが募り心がぐらぐらと揺れた。
今夜、この人に抱かれたい。
無理だと思っていても幽かな希望を胸に抱かずにはいられない。
私は麗しい遠藤さんとのこの後のことを想像して肉を噛み砕き、ごくっと飲んだ。
「緊張してる?」
柔和な表情で遠藤さんが聞いてきた。
「ええ。ちょっと」
「こうやって会うの初めてだもんね」
遠藤さんは、そう言うと優しい笑みを浮かべながらグラスに残っていたワインを飲み干した。
「スポーツは好き?」
「うーん。好きでもなければ嫌いでもないです」