ルージュ　～盲目の恋に溺れて～
私も真似して布団をめくって座り直す。


突然、耳に息がかかった。


「愛してる」


遠藤さんが私の耳に囁く。


「私も愛してる」


そう囁き返した私は、すでに濡れていた。


また、耳に息を吹きかけながら愛の言葉をこう囁く。


「薫ちゃん、これからずっと大切にする。ずっと、愛してるよ」


「遠藤さん……」


「大切にするからね」


「遠藤さ……」


私の唇は遠藤さんの唇によって塞がれた。


愛を感じた。


遠藤さんが私の首筋にキスをする。


そのキスも荒々しくなくて温もりを感じるような優しいキスだ。


優とは違う。


私の首筋にキスの雨を降らせて遠藤さんは服の上から胸を優しく揉んだ。


遠藤さんに揉まれると気が遠くなるほどの恍惚を味わった。


体の力が抜け後ろに倒れる。


スカートの中に遠藤さんのイタズラな左手が入っていく。


　　　　
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