呪われた愛
電話を切った後、少しの間、ケンボーはテレビを見た。




しかし、妙に体がだるく、その日もすぐに休むことにした。




シャワーを浴びたり、歯を磨いたり、寝る準備をした。




夕食を食べていなかったが、もう食べないで寝ようと思った。




そして、ベッドに横になった。




するとまた、声が聞こえてきた。




もう少しで殺せたのに、邪魔をしないで、という声だった。




とても恐ろしい声だったが、体のだるさからケンボーはそのまま眠ってしまった。




そして、翌朝には声のことなどすっかり忘れていた。
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