呪われた愛
少しして、ミユキがふとんから出てきた。




ミユキ「あれ、声が聞こえなくなった」




ケンボー「ミユキさん、いったいどうしたんですか?」




ミユキ「ずっと、声がしていたんです」




ケンボー「どんな声ですか」




ミユキ「男か女か、子供か大人か、わからないような声です」




ケンボー「声は何ていっていましたか?」




ミユキ「お前を殺す、とか、お前はもうすぐ死ぬ、とか」




三人は顔を見合わせた。
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