呪われた愛
リョージ「今回の件で怨みを抱えていてるのは、最初に自殺したコンビニの店長の奥さんだけしかいないじゃないか」




ケンボー「うん」




リョージ「そうすると、生きている他の人間で呪う人が見当たらないから、誰の仕業かわからなかったんだよ」




ケンボー「え、呪っているのは奥さんじゃないの?」




リョージ「だーかーらー、奥さんは死んでいるから、人を強く呪うことができないの」




俺は人の話を理解するのが苦手だな、とケンボーは思った。
< 95 / 203 >

この作品をシェア

pagetop