ほたるの日記




まずは散らばった鞄の中身を集めなきゃ。


筆箱、財布、ノートに下敷き……と、順調に集めていると、



ドゴォォォォォン



今まで聞いたこともない音が辺りに響く。

ふと顔を見上げると、炎が燃え盛っていた。一体何が起こればこうなるんだ?



「バカ恭介!!ここまでする奴があるかーー」


伊予さんが叫ぶと同時に、


「その通りだ!何の音かと思って来てみれば……。また自宅謹慎処分になりたいのか!!」



白髪の知らない男も叫んでいた。




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