ほたるの日記




い、今のうちに逃げよう。

と思った刹那。



「筆箱じゃねぇかゴラァァァァ!!」


という不良の怒声が僕の耳を貫いた。

見た目で財布か筆箱かくらい見分けがつくだろ!!



「もう許さねー」


いやいや、勘違いしたのはそっちだろ。


「殺してやる」


そんなことで人を殺せたら世も末だよ。
って思ったけど、不良の手にはナイフ。



「うわぁぁぁぁぁぁ!!」


「うらぁぁぁぁぁぁ!!」



逃げる。逃げる。僕。

走る。走る。不良。




だけど体力も尽きてきて、とうとう不良に捕まった。




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