会長さまのお秘めゴト!


「美鈴って、昔っから
変わらないよね」

「う、うるさいわね!
そんなことより、

ほら、あんたのファンが
呼んでるわよ」


「えー、美鈴がついて
きてくれるならいいよ。
俺、女の子ってどうも
苦手なんだよね」


「嘘つけ」


最高のルックスに
スポーツ万能頭いいと
きたら女の子が
ほおっておくはずがない。
あなたは遊び人でしょう!

ははっと笑う彼を一瞥する。



「美鈴、かーわい」

「絡かうのも大概にして」



「相変わらず猫っ毛♪
フワフワ〜。
美鈴髪の毛のびたねー」


私の背後から首筋に
顔を埋める彼を
おもいっきり突き飛ばす。



「やめて!……あんたなんか


だいっきらい!


茜ちゃん、やよい行くよ!」





「ちょっ、美鈴待ってよ〜」



本当に、嫌い。

あんなやつ
だいっきらい!嫌いよ!



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