会長さまのお秘めゴト!
コンコン
「失礼します」
「木崎さん達…遅かったわね」
「すみません。虫がいたもので」
「美鈴。虫とは、酷いなぁ〜」
「チッ」
「舌打ち?!酷い酷い」
直ぐに追い付いてきた、
龍平は私の首に腕を回した。
「離して」
「ふふっ、」
「茜ちゃん、笑ってないで
すぐさま助けてよ」
急に、私の隣で手を口に
笑い初めた茜ちゃんに
助けを求めるが笑って
いるだけで手を貸そうとは
する様子は少しもない。
「やよいー」
「いやー、ダメだよ。
伴君に干渉しないでって
言われてるからね」
「ふざっけんなぁあ!」
力強く足を踏んでみたけど
笑顔を崩すことのない彼に
諦めて学園長の話しに耳を
傾けることにした。
「私達ね、結婚すること
「は?え?馬鹿なの?
頭ないの?死ぬの?」
いきなりの衝撃発言に
つい、ね(笑)
「いや。だから結婚
「年齢考えた方が
身のためだよ、絶対」
「……美鈴、鬼畜」