会長さまのお秘めゴト!
と、まぁそんなこんなで
学院学園合併が決まった
わけなんだけど……
私が許せないのは
「会長ー!」
「はい、なん
「伴会長!昨日の件
考えてくれましたか?!」
そうそう。
会長ね、伴会長!
恥ずかしい……!
「それなら……」
チラッと、私を見て
微笑する龍平に腹が立つ。
「美鈴ちゃん、聞いとくよ」
「えっ…//あの、人ですか?」
「そう。白女の有名な」
「あ、ありがとうございます!」
渡り廊下を渡って、安易に
用を済ませることができる
のは、両校生徒会のみ。
それなのに、あいつのせいで
それは取り止め。
自由に行き来OKですって?
これだから、男子生徒が
気安く私に声を掛けたと
思ってしまうのよ!
会長が2人だから。
「美鈴っ!待てよ」
「なんですか?伴さん」
「眉間に皺よってるぞ」
「よらしてるのよ!」
「なぁ、美鈴。さっきね
アイツがいってた件
なんだけどね?行事を
1ヶ月に一回作るっ
「勉強が疎かになります」
「そこをさ、なんとか」
「…………黒学さん?
偏差値低いですわよね?」
「…まぁ、生徒会と
少し以外はね」