【完】キミがいた夏〜Four years later〜
そのまま勢いよくリビングの床に倒れこんで、渚の熱い体温と重みを身体中で受け止める
その幸せな重みを感じて再び涙が溢れる
少しずつ激しさを増していくキス
渚の絡まる舌から伝わるお酒の香りが
私をどんどん酔わせて溶かしていく
それは言葉に出来ないほど幸せで…
私は夢中で渚の肌けたシャツの間から背中に手を回して、自分からも渚を求めていた
渚の手が優しく、そして乱暴に私の体のラインを確かめるようになぞる
その度、悦び感じるようにのけ反る体
渚は今…
美鈴のことを考えているのだろうか?
それでも構わない
渚がそれを求めているなら…
私はそれ以上何も望みはしないから…