【完】キミがいた夏〜Four years later〜
美鈴の指に自分の指を絡めながら
美鈴の体に舌を這わせていく
仕事だからか絡めた指に今日は指輪をしていない
けれど指輪のことを思うと自分の奥から何かが込み上げてくるのを感じる
「…っ…ん…」
懐かしいその甘い声
この白くて艶やかな体に俺以外の誰かが触れ
舌を這わせ
その声を俺以外に聞かせていたのかと思うと気が狂いそうになる
優しくしたいのに
メチャクチャに壊したくなる
「…あっあ…!」
俺以外の誰も受け入れることの出来ない体にして
一生どこにも逃げられないよう、誰の目にも触れられないように閉じ込めてしまいたい