【完】キミがいた夏〜Four years later〜



その薄い唇から紡がれる、瞳と同じぐらい冷たく抑揚のない話し声



「お久しぶりです、少しいいですか?」



そこには4年振りに見る、三池くんが立っていた


目の前の女の子2人はキョトンとして私と三池くんに視線を行ったり来たりさせている



「…どうしてここに…」



私はというと、今までの眠気が吹っ飛んでしまった



「えー!誰、誰!?」


「綾香ばっかりずるーい!」



私の知り合いとわかって大騒ぎする2人



そんな2人をその場に残して、場所を移動して話をすることにした私たちは、近くに止めていた三池くんの車に乗り込んだ




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