【完】キミがいた夏〜Four years later〜




俺はわかったんだ


今の俺じゃあ


こんな不甲斐ない俺じゃあ美鈴を幸せにしてやることなんて出来ないってことを


4年間も今まで何をしてたんだって責められるかもしれない


今さらだって罵倒されるかもしれない




「だけど最後に1回だけ俺にチャンスをちょうだい」




美鈴は何のことか分からないように少し眉間にシワを寄せた



「9月の頭に大会がある…」



俺がそう言うと、美鈴は何かに思い当たったように目を見開いた



「サーフィン…?」


「そう、よく覚えてたな」



いつか美鈴に優勝を約束して果たすことの出来なかった大会





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