【完】キミがいた夏〜Four years later〜




「その大会に今年も参加するから…」



俺はそこまで言って美鈴に向き直った



そして美鈴の両手を取って強く握る



美鈴は俺にされるままに俺の次の言葉を待っているようだった



「なぁ美鈴、その大会でもし俺が優勝したら…」










キミの


秋も


冬も


春も



俺にくれないか?






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