【完】キミがいた夏〜Four years later〜
「うん?」
「高校の時に美鈴がいなくなった後も、こうしてよく一緒にいたでしょ?」
「ああ、そうだったな
綾香には色々相談のって貰ったな~」
「同級生や後輩とかによく『付き合ってるんですか?』って聞かれたんだぁ~」
「あ~俺も聞かれた気がする」
そう言ってまたミネラルウォーターを喉に流し込む
何しても絵になるな…ちきしょう…
「最初はちゃんと否定してたの
でも全然信じて貰えなくてさ
けど美鈴の事情は説明する訳にいかないでしょ?」
「う~ん…まあなぁ~」
「あんまりしつこく聞かれるから私…」
そこまで言って言葉を切った
それに気がついた渚が私の方を見る
「途中から『つきあってるわ!』って言ってやったの」
「ぶはっ!!」
渚が隣で爆笑しだした
「ふっはは!綾香らしいな!」
その笑顔
大好きなんだよね