【完】キミがいた夏〜Four years later〜
私がそう言うと何かを感じたのか、渚は笑うのを止めて真剣な顔を私の方に向けた
「私の一世一代の告白」
渚は何も言わずに私を見つめている
そうだ
これが答えなんだ
私が一歩踏み出す為に今しなくちゃいけない答え
泣きはしない
これで最後でもない
私は渚と美鈴の親友に戻るだけ
でもこれを言わないと前には進めない
今さらこの状況になってやっとわかった
きっと美鈴もそうなんだ
言葉に出して伝えないと
前には進めない
だから結果はわかってるけど精一杯伝える
「渚のことがすごく好きだった
渚と出会えてよかった!」
もう過去形にしたのはせめてもの私の強がり