【完】キミがいた夏〜Four years later〜




私がそう言うと何かを感じたのか、渚は笑うのを止めて真剣な顔を私の方に向けた





「私の一世一代の告白」



渚は何も言わずに私を見つめている



そうだ



これが答えなんだ



私が一歩踏み出す為に今しなくちゃいけない答え



泣きはしない



これで最後でもない



私は渚と美鈴の親友に戻るだけ



でもこれを言わないと前には進めない



今さらこの状況になってやっとわかった



きっと美鈴もそうなんだ



言葉に出して伝えないと



前には進めない



だから結果はわかってるけど精一杯伝える








「渚のことがすごく好きだった
渚と出会えてよかった!」






もう過去形にしたのはせめてもの私の強がり





< 227 / 286 >

この作品をシェア

pagetop