【完】キミがいた夏〜Four years later〜
「都が急いで君に連絡したみたいだけど、渚は大丈夫だ外傷はないし
ただ少し水を飲んだのと…」
そう言ってトビーさんは横たわった渚に目を向ける
「少し頭をぶつけたせいなのか意識が戻らないんだ…一応、救急車を手配してる」
目眩がした
そんなことって…
「私のせいだ…」
そんな声がして隣にいる美鈴に振り替えると
美鈴は顔面蒼白のまま言葉を続ける
「私がノコノコこんなところに来たから…
こんなことになったんだ…」
「美鈴…!」
どうしてだろう
どうしていつももう少しのところで運命は味方をしてくれないの?