【完】キミがいた夏〜Four years later〜
「さっきのアクシデントが嘘のようなライディングですねぇ〜」
人生はまるで波乗りみたいだ
大きな波
小さな波
全てを上手く乗りこなすことは出来ないけど
時々挫けたりもするけれど
けれどそこで終わりなんかじゃ決してないんだ
穏やかな日もある
荒れる日もあるだろう
だけどずっと
楽しい方が多いはず
それがあるから俺たちは生きていける
大きな歓声の後に競技終了の赤い旗が上がった
「優勝はゼッケン赤の橘渚───────」