【完】キミがいた夏〜Four years later〜
暫くして、大きな物音と共にバタバタと騒がしい音が聞こえた
バタ─────────────ン!!!
「きゃ!」
勢いよく開いた扉の音と振動で
私は驚きの余りに、持っていたお玉を落としそうになる
振り向くとそこには彼の姿が…
「ふふっ…髪に寝癖が…」
私が言い終わる前に彼が私を背中から抱き締めた
「あぶないよ…」
「頼むから起こして…」
「え?」
私は彼の言った意味がわからずに後ろを振り向こうとした