【完】キミがいた夏〜Four years later〜



中に入ると、よくテレビで見るようなチャペルと同じで、ステンドグラスの窓が色とりどりに形を作り出していてとても幻想的な世界を作り出していた


太陽の光を浴びてキラキラ眩しい



「綺麗だねぇ~」


「だなぁ~」



まるで私たちの関係みたい


こんな風に今、私も太陽の光を浴びてキラキラしているだろうか?



私たちは手を繋いだまま、首が痛くなるのもお構いなしでずっと上に飾られているステンドグラスを眺めていた



「裏にも良いものが有りますよ」



再び神父さんに声を掛けられて、彼と一緒に振り向いた



「良いもの?」



彼が透かさず聞くと、神父さんはにっこり笑って手招きをした




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