【完】キミがいた夏〜Four years later〜
神父さんは、また楽しそうに笑っている
この神父さんよく見ると、長くて白い髪とヒゲがサンタクロースみたい
「あれはチャペルの上に付いている鐘の縮小版です」
「チャペルの鐘?」
「そう、恋人同士で鳴らすと幸せになれますよ」
そう言って私たちをその場に置いて去っていった
私たちはその小さなベルに近づいてみることにした
近づいてみると、綺麗に手入れはされているけれどかなり年期が入っているみたい
私の持っている鈴のよう