【完】キミがいた夏〜Four years later〜
どうして俺から逃げようとする?
どうして俺ではダメなんだ?
同じ痛みを感じられないから?
だからキミは俺を選ばないのか?
「ヒロヤを愛しているんです…」
それは俺がずっと聞きたかった言葉
けれど一度も聞くことのできなかった愛の言葉
キミは一度だって俺を好きだとは言わなかった
じゃあ…
幸せな筈のキミはどうしてまだそんな顔をしているんだ?
幸せなら
もう俺が必要ないなら
もっと晴れやかで
もっと幸せそうな顔をして笑ってくれ
「もう…ここには二度と来ないで下さい…」