memory
プロローグ
「早くしろって言っただろーが!!!」
「お前が寝てたせいだろ?」
「じゃあ、起こせよ!!」
「あーーー、うるせー!!喋ってるから、遅れんだろ?」
「分かってるつー・・・・」
「何だよ?」
ギャーギャーと騒ぐ男子4人が走る姿を、周りの人はこの人たちの、今から放つ『輝き』に目を奪われていた
すると、ある男が立ち止まり にやっと、口角を上げて
「お先に失礼♪」
ひょいっと窓を超えて外に出て行った。
「おい、あぶねーだろ!!!
てか、ずリ―――――・・・・・
ガシャンッ
なんと、その男は飛び越えたと同時に
はしごに激突したのであった。
「バカじゃねーの?おーい、生きてるんかー?
おいッ」
「もしかして、頭打った?
生きてる?」
「・・・・いつものことだ。脳震盪だろう。
世話のやける・・・・」
「とかいってー。仲いいくせにー?」
そんなガヤを無視して、その男をひぱって、担いだ。