memory




「うぐッ!!?」





こ、腰に来る!!!
重い!重すぎる・・・・


「ん~、う~~~、」

ぎこちない声を出しながら
カメのような遅さで歩く。

それをいろんな人に見られる私って。

「手伝いますか?お嬢さん」

「いいです~」

スタッフさんに声をかけられるも、営業スマイルで何とか。
ヒヤヒヤされながら見られるって相当辛い!!!




「ふい~~~~」
「あ、叶。
ありがとうな~~~。助かったよ」

ニコニコして、資料を受け取る

「・・・・お礼は?」

「・・・お礼?」

「い・つ・も・の!!持ったんだから、礼くらい・・・」

お父さんは目をキランッと光らせて、耳打ちする

「お父さんの部屋に戻って、秘密の棚のなかに、
貰った、クッキーがあるから・・・」



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