memory
「お父さんの分も持ってくればいい・・・ってこと?」
「そういうこと!!」
「・・・・分かった」
「そしたら、食べていいよ~~~」
「じゃ、全部もらうからっ」
そう、大声で叫んで全力疾走。
「・・・・え?」
お父さんの変な声を残して、去った。
「クッキー♪クッキー♪」
歌いながら、秘密の棚をあさる。
秘密の棚っていうのは、お父さんのプライベートなものが入っている棚の事。
そのなかには、お父さんのお菓子とかお菓子とかお菓子とか・・・
要するに、会社の人に見られてはダメな物が入っているのだ。
「あった~♪」
見つけると、クッキーが入った缶を片手に、また全力疾走。
「クッキー♪はやく食べたいなぁ~~~~」
そう思ったとき、