memory


「だって、私も置いてかれたら・・・
多分一生起きませんもん!!
アノ様子だと、涼くん・・・」

「起きないと?」
「はい。」

そう答えたら、フッと口元を緩めて、さっきのキリッとした面影は見られなくて

「そうですか。
じゃぁ、携帯・・・いや。
アイツは携帯持っていないと・・・」

そういった途端


 バンッ


勢いよく教室のドアが開いた。
さすがに、周りも驚いた様子で・・・

「もしかして、アレ・・・」
「そうみたいですね・・・・」

顔を見合わせて、フッと古い感じで笑うと・・・

「セ―――――フ!?」



ニカッと笑顔で叫ぶと、私達の前へ来る

「えっと、涼くん・・?」
「叶!おっはよー」

「お、おはようございます?」

そう言うと、京汰さんの前へ行き・・・


< 24 / 55 >

この作品をシェア

pagetop