memory
「京汰――――!!!何で起こしてくんないのー!?
ずーっと寝てしまったじゃんかよーーー!!」
ムキーッと怒った顔をする。
それに反発するかのように、
「起こしたよ。
でも、お前が起きないから・・・無視させていただきました」
うっ!!
さすがに、この冷ややかな冷たい視線には・・・・対抗できませんよね?
だけど、涼君は・・・
「・・・・起こしに来てくれてたんだ・・
じゃあ、しょうがないね・・
ありがと、京汰ッ
じゃ、自分の席戻るねー」
ばいばい、と手を振って席に着いた。
・・・涼くん、変わってるなあ・・・
納得が早いって言うか・・・
面白い人だけど・・・
「・・・すいません。」
「い、いや・・・
謝らないで下さい!!」
「そ、ですか。
すいません・・・」
苦笑いをしながら、席に着く。
皆の知らないことが多いから、やっぱり難しいなぁ・・・・