memory



「京汰――――!!!何で起こしてくんないのー!?
ずーっと寝てしまったじゃんかよーーー!!」

ムキーッと怒った顔をする。
それに反発するかのように、

「起こしたよ。
でも、お前が起きないから・・・無視させていただきました」

うっ!!
さすがに、この冷ややかな冷たい視線には・・・・対抗できませんよね?
だけど、涼君は・・・

「・・・・起こしに来てくれてたんだ・・
じゃあ、しょうがないね・・
ありがと、京汰ッ
じゃ、自分の席戻るねー」

ばいばい、と手を振って席に着いた。

・・・涼くん、変わってるなあ・・・
納得が早いって言うか・・・
面白い人だけど・・・


「・・・すいません。」
「い、いや・・・
謝らないで下さい!!」

「そ、ですか。
すいません・・・」

苦笑いをしながら、席に着く。


皆の知らないことが多いから、やっぱり難しいなぁ・・・・




< 25 / 55 >

この作品をシェア

pagetop