memory



「ああ・・・あの、ゴメンなさいっ
普通の絆創膏・・・あった!!これと変えて・・」

慌ててる私を見てくすっと微笑んで

「ありがとう。助かったよ。
うさぎの絆創膏。かわいいね?」


・・・ありがとう・・・


「こ、こちらこしっ」

か、噛んだ~////
恥ずかしい~~~『こちらこそ』なのに~!!


「ははっ
緊張しなくていいからね。
ほら、食べよう?」

「はい・・・」

やだ・・顔が熱い。
なんで、こんな皆優しいの?
自分、なんも出来てないのに・・・


「叶さん?」
「は、はいっ」

京汰さんに呼ばれた。

「なななななんでしょうか―――!!!」

ロボット声になりながら、京汰さんのほうへ向かう。

「・・・え、いや。その・・」

「?」

「いきなり、キッチン使ってすいませんでした・・・」

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